黒ビールの「黒」とはなにか?
ビールといえば、居酒屋で家でよく目にするあの金色の液体を想像しますが、俗に「黒ビール」と呼ばれる濃色のものもあります。
あの色は何なのでしょうか?
製法としては、下面発酵・上面発酵、両方に存在するのですが、一般的には大麦の麦芽を焙煎することにより、あの独特の濃色が出るのです。
ベースのモルトを焦がしているわけですね。
黒ビールはドイツが発祥とされ、日本ではこのドイツの濃色ビールをお手本に、日本人向けに飲みやすく改良されています。
主な日本メーカーの商品としては、
- アサヒスーパードライ「ドライブラック」
- キリン「一番搾りスタウト」
- サッポロ「麦とホップ黒」
があります。
あと、メジャーな黒ビールにアイルランドの「ギネスビール」があります。
ギネスは日本のメーカーの通常のビールと違い、「スタウト」といわれる上面発酵ビールで、(キリンの黒ビールはスタウト製法です)炭酸のかわりに窒素を入れることでクリーミーな泡と独特の味わいで、日本人にも好評を博しています。
また、ギネスビールは他のビールに比べて、「カロリーが若干低い」ことも豆知識として知っておくとよいかもしれません。