ビールの種類
ビールというものは、先ほども出てきましたが「発酵」のさせ方で、大きく3つに分けられます。
- 下面発酵(ラガー)
- 上面発酵(エール)
- 自然発酵(ランビック)
下面発酵ビールは10度前後の低温で10日ほどかけて、ゆっくり発酵させたものです。
酵母が下に沈殿していくことから、下面発酵ビールと言います。
日本のビールのほとんどは、この下面発酵ビールでライトピルスナーという淡色のすっきりした味に仕上げられています。
(和食に合うからという説もあります)
2つめの上面発酵ビールは出芽酵母といわれる酵母を使い、常温かつ短時間で発酵させたものです。
発酵時の炭酸ガスとともに酵母が上に上がることから上面発酵ビールと呼ばれています。
日本では、どちらかというとマイナーですが、スタウトタイプと呼ばれる砂糖を原料の一部に使った苦みの強いものが、バーなどで好まれて飲まれることが多いです。
有名なところでは「ギネスビール」がこれに属します。
3つ目の自然発酵ビールは非常に珍しいビールで、ベルギーでのみ製造されています。
自然の野生酵母を使い、2年ほど発酵させます。
ランビックは、酸味が強く独特のフルーティ感を持つビールです。
見かけたらぜひ一度お試し下さい。