ブランデーの種類
もともと「ブランデー」は果物を原料として作られた蒸留酒の総称とされていました。
現在では、ワインを蒸留して、樽熟成(オーク樽)させた、つまり、主としてブドウ由来の熟成酒のことを指します。
日本でもバブル時代は、猫も杓子もブランデーという時期がありましたが、現在では落ち着き、大人の酒として確固たる地位を築いています。
ブランデーは世界各地で作られていますが、ワイン由来ということもあり、フランスでの生産がもっとも盛んです。
以下は、フランス産ブランデーの3種類。
コニャック
フランス南西部のコニャック地方で作られ、単式蒸留器で2回蒸留したあと、脂の少ないホワイトオークの樽で最低3年間寝かせられます。
非常に飲みやすく、ブドウの甘みを感じる味です。
アルマニャック
フランス南西部のガスコーニュ地方で作られ、連続蒸留器で1回蒸留したあと、脂の多いブラックオークの樽で熟成されます。
個性が強く荒々しい味が自慢と言われています。
フレンチブランデー
コニャック・アルマニャック以外のブドウ由来のブランデーのことです。
短期間の熟成で、ライトな飲み味です。