「みりん」は酒?
よく料理の際の隠し味に使われる「みりん」ですが、結論からいうと、立派な「酒」です。
みりんは、もともと江戸時代に飲用とされてきました。
熟成時に15%前後のアルコールを生じる飲料として、酒税法の範疇に入ります。
(税がかかります)
たとえば、「養命酒」ってありますよね。
あれは、みりんに薬草類を浸して作られたものです。
立派に現代でも飲料とされています。
というわけで、製造はもちろん、販売にも免許が必要です。
ただ、スーパーなどでよく見ると、「みりん風調味料」などと称し、酒税がかからないようにアルコール1%未満にして、うま味調味料などを入れた類似のものもあります。
このみりん風調味料と区別するために、通常のみりんは「本みりん」として売り出しているメーカーがたくさんあります。
家のキッチンにある本みりんを見かけた際には、「ふーん、これも酒なんだ」と気にかけてみてください。
なお、11月30日は11(いい)、30(みりん)の語呂合わせで、「本みりんの日」なんだそうです。
ちょうど、鍋物に煮物においしい季節ですよね。
様々な調理効果を持つみりん、ぜひ色々と使ってみてください。