シングルモルトのいろいろ
そんな、シングルモルトウイスキーの特徴を少しご紹介しましょう。
「地域によって味が違う」という話を書きましたが、蒸留所は６つの地域に分けられます。
ハイランド（スコットランド北部）
泥炭（ピート）を使った独特の味のモルトが揃う。
適度な重厚感が人気。
代表：「グレンモーレンジ」「オーバン」
スペイサイド（ハイランドでも北東部）
川沿いに多くの蒸留所が並び、味・香り、バランスのとれたウイスキーが作られ銘酒揃いといわれる。
代表：「グレンフィディック」「マッカラン」
ローランド（スコットランド南部）
現在では衰退してしまい、残った蒸留所は３か所のみ。
３回蒸留を伝統としている。
代表：「オーヘントッシャン」
アイラ（アイラ島）
島の海辺に蒸留所が建てられ、泥炭層が広がる土地を利用した、スモーキーで個性的な味が特徴。
代表：「アードベッグ」「ラフロイグ」
キャンベルタウン（ハイランド南部の町）
かつて粗悪な酒を濫造したおかげで、衰退してしまい現在蒸留所は３か所。
オイリーで塩っぽいのが特徴。
アイランズ
オークニー諸島・スカイ島・ジュラ島など、島にある蒸留所が作るスコッチのこと。
代表：「タリスカー」「アイルオブジュラ」
このように、蒸留所の数だけ個性があります。
ぜひ、ご自分の舌で確かめてみてください。
