ワイングラスについて
ワインを語る上で、わりとぞんざいにされがちな「グラス」の話をしましょう。
グラスで味が変わるというのをご存知でしょうか?
もちろん、ソムリエではないので、別にそれほどあれこれ準備しなくても、問題はないのですが、味以外にも、香り・色を確かめる上でグラス選びをするのもなかなか楽しいものです。
視覚・嗅覚・味覚の3つが楽しめるのは、ワインの一番の特徴です。
せっかくなので、グラスにも着目してみましょう。
赤ワイン用
■ボルドー型
大きめですぼまっていないグラス。
■ブルゴーニュ型
ボルドーよりも大きいすぼまったグラス空気に触れる面積を大きくして香りを出しやすくしている。
白ワイン用
■キャンティ型
すぼまったいわゆる普通のワイングラス。
赤ワインにも使える万能型
■モンラッシェ型
すぼまっていない、たらいのような形の大きいグラス、コクのある白ワインが引き立つ
飲み口が広いグラスは、概して、酸味が強く芳醇な香りのワインに適していて、舌の横に広がることで渋みを緩和する効果があります。
飲み口がすぼまっているグラスは香りをほぐす意味も込めて、ワインを舌全体で味わう、という思想のもとに作られています。